建築学科ごっこ

せめて、建築学科生のふりはしていたいから

建築空間実測のコツ

コメント欄にて質問があったので、建築学科実習授業の定番、空間実測についてのまとめておく。

 

今回は特に変わった内容を述べるつもりもないので手短に済ませる。

(その割には質問から一週間以上立ってからの執筆となった。質問主であるpondamiya氏にはお詫び申し上げます)

 

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新入生が独学で建築模型を学ぶ方法。【あるいは模型と図面の関係について】

 

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建築模型を独学しようとすると図面が手に入らないという大きな壁にぶち当たります。 

 

書店で販売されている模型入門書やネット上の解説サイトは、カッターの使い方や糊の使い方は懇切丁寧に解説しています。

しかし、肝心の建築図面が入手できないため、建築学科に入学する前の高校生や入学したての新入生が、少し背伸びをして独学で模型作りの練習をしようと試みてもいきなり暗礁に乗り上げます。

 

 

 

  • 誰でも簡単に入手できること
  • 模範的な設計図面であること
  • 奇をてらった造形や複雑な構造がなく、入門に適していること
  • 平面図だけでなく、立面図や断面図もあること
  • 低価格、若しくは無料で大量にダウンロードできること

 

 

これらの条件を満たす図面が理想の建築模型用図面と言えそうです。

そして、その全てをみたす模型図面が一つだけ存在します。

それは1級・2級建築士設計製図試験の解答例図面です。

 

二級建築士試験 試験問題等 建築技術教育普及センターホームページ

 

上記リンクのページ下部から過去三年分の製図試験がダウンロードできます。

というわけで、建築模型を練習したいけど図面が手に入らないとお嘆きの方は、上記リンクから過去問の模範解答をダウンロードすれば模型作りに必要な図面が手に入ります。

 

本記事の主題は以上でオシマイ。

以下蛇足的に、模型作りの練習について。

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敷地図・配置図の作成、周辺敷地解析に便利なサイト・ソフト 6選

建築学科は日本では理系、中でも工学に分類される学問ですが、近年課題もコンペも、より周辺敷地との関係や歴史性・地域性等をますます重要視するものがふえてきました。

 

もはや建築家は単に施主や利用者の要望をまとめてかっこいい建築を作ればいいだけの人間でなくなりつつあり、建築家には芸術家や技術者だけでなく社会学者や経営者としての能力も必要ということです。

 

 

そんな今、様々な地図情報を分析し、可視化し、人に伝えるリテラシーは建築学科必須の教養と言えます。

 

しかし、模型の作り方や設計手法と異なり、いわゆる客観的なデータから土地・敷地を読む技術にかんする最低限のノウハウはあまり話題に上らず、教授や先輩から教わる機会も少ないのが実状です。

 

 

そこで、

「土地を読むって具体的にはどうすりゃいいんだよ!」

「プレゼンボードに載せるシンプルできれいな地図がほしい!」

「敷地模型作成に便利なサイトって無いの?」

というあなたに、様々な観点から地形や地図を取り扱う便利なサイトやツールを紹介しようと思います。

 

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IllustratorやCADで使える正確な敷地図をダウンロードする方法【VectorMapMaker】

 

すこぶる便利なのに、嘘みたいに知名度が低いソフトVectorMapMakerについて紹介したい。

(今回は単なる紹介記事なので、具体的な使い方やダウンロード方法は公式サイトに譲る。)

 


VectorMapMakerとは、前回紹介した国土地理院基盤地図情報をIllustratorやCADで扱えるようにする魔法のソフトである。

 

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上記の通り、国土地理院提供の基盤地図情報がIllustratorで扱える。(写真は香川県高松港の地図)

写真ではレイヤーが1つのレイヤーにまとまっているが、実際には行政区画や建物外周線など情報ごとにレイヤーを分けてダウンロードできる。

 

 

VectorMapMakerの特徴は以下の点である。

  • 基盤地図情報を元にしているので形はもちろん縮尺も調整できる正確さ
  • 標高線や行政区分や軌道線にまで対応した圧倒的で緻密な情報量
  • 膨大な線から必要な線だけを選んで出力できるうえ、それらすべてが線種ごとにレイヤーわけされている利便性
  • dxf.形式出力対応のためIllustratorだけでなく各種CADでも利用可能

 

 

 


ダウンロードは下記リンクから。

ダウンロードページ

もちろん無料だし、利用者登録さえいらない。

 


[ダウンロード]リンクを押すとダウンロードページに飛ばされる。

ダウンロードしたvmm.zipというファイルを解凍。


解凍したフォルダにはさまざまなフォルダやデータやアプリが入っているので、まずはVectorMapMakerManual.pdfという解説用PDFを開く。

基盤地図情報とちがって極めてわかりやすい解説なので、これを見ればよほどパソコンに不慣れでなければダウンロード出来るはずである。

(上のリンクからも説明書はダウンロードできます)

 

あとは、解説書に従って任意の地図をダウンロードし、VectorMapMakerで変換、適宜CADなので活用すればよい。

 

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ライブトレース機能なんて使ってる場合じゃないよ

 

 

▼このワンクリックが大きなモチベーションです。何卒。

 

 

関連記事

ダウンロードしたデータをIllustratorで加工するコツ▼
houman-arch.hatenablog.com

【建築学科】GoogleMAPはもう卒業!正確な敷地図・周辺地図のダウンロード法を徹底解説!

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建築学科に入って困ることの一つが正確な地図の入手方法です。

日常生活ではGoogleMapをスクリーンショットした画像があれば十分でした。

しかし、プレゼン用の敷地解析図や配置図、敷地模型のためにはGoogleMapでは力不足です。

 

GoogleMapの弱点は以下の3つです。

  • 縮尺を自由に設定できない
  • 地名や施設名・影などの余分な情報を削除できない。
  • 日常生活用のデータのため正確でない線も多い

 

また、書店や市役所で正確な地図を購入できますがこちらも

 

  • 1/2500など、小さな縮尺のものしか無い
  • 必要な地図はごく一部なので、使わないところの地図まで買いたくない
  • 地名や境界線など、GoogleMap以上に不要な情報が多い(シンプルな地図が欲しい!)
  • スキャンが必要で場合によっては時間をかけてトレスしなければならない(IllustratorやCADで使いたい!)

 

など、いくつもの不満がありますね。

 

 

そこで今回は、必要な情報だけが盛り込まれた正確な縮尺の地図を入手するできる国土地理院の基盤地図情報サービスの使い方を紹介します。

 びっくりすることにこの「基盤地図情報」正しく扱えばIllustratorやCADでも編集できる凄いやつなんです!

 

 

macの場合、地図情報のダウンロードは出来ますが、それを閲覧する基盤地図情報ビューアが利用できないようです。mac上で利用したい方は品川地蔵様作成の閲覧ソフト基盤地図ビューア等を利用してください。指定した縮尺の地図がPDFにて出力できます。

 

 

 目次

  • 1.利用者登録を行う
  • 2.「基盤地図情報」をダウンロードする 
  •  3-A.VectorMAPMakerをダウンロードする。
  • 3-B.専用ソフト「基盤地図情報ビューア」をダウンロードする
  •  
  • 4.基盤地図情報ビューアで地図をダウンロード・保存する
  • 最後に(権利とか利用許諾とかの話)

 

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建築模型の作り方より大切な模型材料の整理術 

seirijyutu cover

というタイトルの電子書籍を、実験的に出してみました。


【価格】

300円(Unlimited会員なら0円)

キンドル端末が無い方でも、スマホアプリやPCから読むことができます。

【目次】

  •  はじめに
  • 模型材料の管理はなぜ困難?
  • 模型材料があふれる理由
  • 材料を種類別に保管するのは愚策
  • では、模型材料を管理する最適な方法とは?
  • 模型材料の整理法
  • この方法の利点とメリット
  • まとめ
  • あとがきに変えて

 

【内容紹介】

建築学科の製図室は汚い。

 

その原因を一言で言えば、「今自分がどの材料をどの程度持っているか、全く把握できていない」のだ。

 

 

建築学科生であるあなたに問いたい。
以下のような経験はないだろうか?

  •  模型作り中、微妙なサイズの端材が出た時に「まだ使えるかも」とおもって保管しておくが、結局使わない。
  •  手頃な大きさの模型材料がすぐ見つからず、面倒になって小さな部品も大きな材料から切り出すことにした。
  •  大きい部材を切り出したいのだが、手持ちの材料がどれもこれも中途半端な大きさなので、新しい材料を買いに行った
  •  深夜、模型作り中に材料が尽きてしまい、翌朝模型材料店が開店するまで作業を中断する羽目になった。
  •  文具店に材料を買いに来たが、その材料を今自分がどのくらい持っていたかはっきり思い出せず、いつも多めに買うことにしている。
  •  課題終了後、課題も終わったし次の課題で模型を作るときまで保管することも出来ないので、まだつかえそうな材料も全部捨ててしまった。

もしひとつでも当てはまれば、他のすべてにも当てはまったのではないだろうか?

というのも、これらは一つ一つが独立した問題なのではなく、全てが連鎖的につながっているからだ。

 

「大量に購入して、大量の材料で製図室を圧迫し、大量に捨てている」
これがあなたの製図室の現状である。

 

 

そしてこの現状を、建築学科の学生の誰も疑問に思っていない。

だれもが、お金、資源、空間のすべてを無計画に浪費している現状を、反省しないどころか認識さえしていない。

本書の目的は、こうした現状を打破するために、模型材料の適切な管理方法を考察するものである。

 

 

 

 

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関連記事

 ▼この電子書籍をお得に読む方法

www.gakka-gokko.com


建築プレゼンボードレイアウトの流れと型 -テレビショッピングに学ぶプレゼンの様式美-

建築のプレゼンボードに限らず、他者にプレゼンテーションするには基本となる型がある。

それどころか、紙面上のどこに図面を配置し、どこに模型写真を載せ、どのように視線の流れを作るかという大枠は、かなりパターン化されている。

 

  • プレゼンの目的は、解決策の提示である
  • 解決策の提示には〈結論となる解決策〉→〈現状解析と課題の明示〉→〈解決策の再説明〉という3STEPが最も王道である。
  • プレゼンボードのレイアウトの基本もまた、この3STEPが応用される

 

以上が本文の結論である。

無論、これはあくまでパターンの一例にすぎない。

 

全てのコンペ入賞作がこの法則に従っているわけではない。

このテンプレートに添って作成すればより良いプレゼンになる保証すら無い。

 

あいにく僕はデザインやプレゼンの専門家でも無いのでそこまで普遍性と絶対性のある型は提供できない。

あなたの設計内容や、プレゼン相手によっては全く当てはまらない可能性があるので、適宜応用してほしい。

 

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